風のたまご -たまごの品質-

数値で見る3種の風のたまご
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元気でたくましい母鶏から生まれる
質の良いたまご
母鶏から産まれる「たまご」。
「強健でたくましい母鶏」を育てあげて初めて、
よいたまごづくりのためには、母鶏が強く、
健康であることが大前提となります。
私たちは母鶏を強健に育て、その結果として
品質の良いたまごがあるという考えの下、
養鶏に取り組んでいます。
グリーンファーム久住は阿蘇くじゅう国立公園に囲まれた、
標高約700mの高原地帯にあります。
水量豊かな天然水、清涼な風、降り注ぐ陽光、
大自然の恵みを全身に受けて暮らす鶏たちは、
四季折々の気候の変化にも耐え、日々たくましく成長しています。
グリーンファーム久住では、
たまごから孵化したばかりのひよこから
責任をもって育てています。
それは、鶏の成長を左右する生後間もない時期から、
グリーンファーム久住独自の平飼い方法と
寒暖差の激しい久住高原の気候に触れることで
立派な鶏を育てるためです。
何度も健康状態を確認しながら、
ひよこたちの成長に合わせて一日ごとに鶏舎の温度、
餌や水の場所、歩き回れる範囲などを細かく調整し、
厳しさと愛情をもって育てています。
鶏たちが十分にからだを動かし、
自然に近い環境の中で過ごせるように、
太陽の光や高原の風が入る開放型の平飼い鶏舎を採用しています。
生まれたてのひよこ用、育成期間用、産卵期間用と、
成長段階に応じた平飼い鶏舎を用意しているため、
一生の内に一度もケージに入ることはありません。
鶏たちは広々とした平飼い鶏舎の中で止り木の上、日なたぼっこが出来る場所、
涼しい日陰などお気に入りの場所を見つけ、
砂浴びをしたり羽ばたいたりと鶏本来の姿でのびのびと日々を過ごしています。
※当社では産卵時期からケージ飼育に移行する鶏による商品もございますが、
産卵前までは全羽を平飼い飼育しております。
鳥類である鶏には本来、木に止まるという本能が備わっています。
高い場所に居ることで身を守る、また地面から離れた場所で
寄り添い合うことで体温を温存するという目的があるそうです。
グリーンファーム久住の平飼い鶏舎では、
長年の経験から生み出した特製の止まり木を沢山用意し、
夜は止まり木で寝るように“寝かしつけ”を行っています。
寝かしつけは生後1週間後からスタート。
その後30日間は人間が毎晩鶏舎に行き、
止まり木に止まることを徹底的に教えこみます。
床で寝る癖が付くと、地面に体温を奪われて体調を壊したり、
巣箱でなく床でたまごを産みやすくなってしまったり
(=汚れて出荷できないたまごが増える)と色々な問題が発生します。
寝かしつけは鶏の習性に沿いながら、
たまごの生産にもメリットを産み出す、
私たちの鶏飼いの譲れない部分です。
たまごは母鶏が摂取したものが濃縮されたものです。
母鶏が体に取り込む水、空気ももちろん大切ですが、
味や安全性に最も影響を与えるのは飼料です。
ちなみに、一般的に1羽の鶏は1日120gの飼料を食べ、
60g前後のたまごを産みます。
母鶏がたまごを産む時期の飼料は、
ポストハーベストフリー(PHF:収穫後の農薬不使用)のとうもろこしや
分別流通管理を行った=いわゆる”遺伝子組み換えでない”穀物の他
国産の飼料用玄米を中心に20以上の原料を配合。
さらに、残留農薬や放射能検査などの
厳しい基準をクリアしたもののみを与えています。
平飼い鶏舎の床には完熟堆肥を敷き詰めており、
この堆肥をついばむことで鶏の腸内環境を改善します。
実はこの堆肥は、
自然の微生物が動物のふんや落ち葉などを分解して
土に戻す循環と同じ作用を活用し、
鶏ふんが鶏舎の中で堆肥化されたものです。
自然に元々備わった力の助けを借りることで
悪臭対策や乾燥のための電力を全く使うことなく、
いつも微生物豊富で
さらさら、ふかふかの床が保たれています。
全鶏舎には地下120mから引き揚げた
くじゅう高原の地下水を引いており、
鶏たちはいつでも新鮮な水を飲むことが出来ます。
地下水そのままでは純度が高すぎるため、
地下水が空気や岩石に触れて
生物により適した水になっていく作用と同じ原理を再現した
BMW技術を用いることで
ミネラルをバランスよく含んだ水となり、
鶏の健康管理に役立っています。
鶏の体調が整うことで鶏ふん特有の臭いも抑えられ、
養鶏場で働く私たちだけでなく
鶏自身も快適な空間で暮らすことが出来ます。
鶏舎や事務所棟の屋根に太陽光パネルを設置しております。また、当社の全ての電力契約は再生可能エネルギー由来のものを利用しております。
鶏ふんは自社保有の堆肥センターにて完全発酵させ堆肥化しております。
良質な飼料を食べた鶏から排出された鶏ふんは、大分県内の有機農家などを中心に活用いただいております。
土壌や水質汚染、作業にあたる社員の健康への影響を防止するため、農場内での雑草駆除は除草剤を使用せず、草刈り機等で刈り取ります。